〜 機械が苦手なレイヤーさん向け企画! 〜
++第十回 画角が変われば世界も変わる〜の巻++
 はぁ〜い、ひげひげ改めやぎです。
 今回は、画角についてのお話。
 写真で表現するってのには、欠かせないお話なんで、ちょっとだけ小難しい
 お話になっちゃいます。
 なるべく簡単にわかりやすくするつもりだけど、どかな〜??
 
 はい、んじゃ、行ってみましょ〜!
 てな訳で、画角。
 前にちょっとだけ話しましたが、その時は、広角では広く(被写体が小さく)
 望遠では狭く(被写体が大きく)写るって言いましたよね?
 で、画角とレンズに書いてある焦点距離は、同じこと言ってるよって。
 まあ、実際使っていく上では、そんな解釈でいいんですが、ほんとの事言うと
 この下の図の様な関係になってます。


 受光部(フィルムに当たる部分)に結像するように、レンズはできていて
 このレンズの中心から、受光部までの距離を、焦点距離っていいます。
 んで、受光部の両端からレンズの中心点に向かって引いた線がなす角度。(数学っぽい!
 これを、画角といいます。これが写る範囲になるわけです。

 頭の中で、レンズを受光部から離してみてください。(もう一個図を書くのがめんどい!)
 どうでしょう?画角が狭くなりますよね?それが、望遠レンズです。
 ちなみに、ピントは、受光面に平行な面上に合うようにできてます。

 まあ、レンズはこんな風にできていて、画角と焦点距離の関係は、こういうもんだ!
 ってくらいに思ってくれていいです。
 つまり、同じ距離から、被写体を撮った場合、焦点距離が短い(広角)レンズは、
 広い範囲が写り(被写体が小さく)、長い(望遠)レンズは狭い範囲が写る(被写体が大きく)
 ってな感じです。
 つまり望遠レンズになれば、遠くの物を引き寄せて写したりって事ができるわけですね〜。

 んじゃあ、ほんとにそう言う事だけで、これらのレンズがあるのか?
 それは、ノンノン!!ちっちっち!です。

 それが、パースペクティブ、遠近感のお話になってきます。
 たぶん、絵を描いたりする人にはなじみ深い言葉だと思います。
 ほら!ナルトのOPって見たことありますよね??
 あれです、あれ。キャラの近くから撮ってるのに、画面全体が広いって感じの
 絵作りがしてある、あんな感じです。
 あれは、広角レンズとか、フィッシュアイなんてレンズを意識して絵作りされてます。
 あとは、エヴァとかファフナーでもそういうのを意識した場面がありましたね。

 

〜お前は前置き長いんじゃ〜!!〜
 っていう言葉が聞こえてくるので、やっと本題。苦笑
 じゃあ、どんな時にレンズの差が出るの??ってことなんですが
 実は、それも前に、レンズ選びのところで、ちょっとだけ話してあります。(伏線はりまくり)

 そう、違う画角のレンズで被写体を同じ大きさに、撮った場合。です。
 まあ、上にあった図で考えてみると、感覚のするどい人には簡単じゃん!って
 感じの事だと思います。
 結論からいうと、同じ大きさに被写体を写す場合、
 広角レンズでは、後ろの背景は、広い範囲で写り、
 望遠レンズでは、後ろの背景は、狭い範囲が写ります。

 こんな効果がある事から、背景を生かして、撮りたい場合は広角レンズ、
 背景を整理して写したい場合は、望遠レンズなんて事も言われてます。
 で、またしてもほんとなんかい!!って事もあったりして、
 実は、望遠レンズでも圧縮効果ってのを利用して、背景を生かす場合もあったり、なかったり。
 
 はい、んじゃ、いつものテキトーなサンプルどぞ!

 焦点距離16mm

 焦点距離50mm


 上が16mm、下が50mmのレンズです。
 勿論、被写体(ストライク・フリーダム)を同じ大きさに撮るために、撮影距離は変えてます。
 どでしょ?全然違う、絵になりますよね!
 勿論、ガンプラの配置は変えてないですよ。笑

 16mmで撮った方は、MS同士が、離れて見え、一番後ろなんて、遠近感が強調されて
 えらく遠くに見えますよね?背景もかなりの範囲で写ってます。
 
 50mmで撮った方は、逆にMS同士が近くによって、一番後ろなんて見切れちゃってます。笑
 こうやって、距離が離れたものが、近くに写る事を、圧縮効果なんていいます。
 映画なんかだと、たくさんの兵士とかが、密集してせまってくる!なんて時に利用したりします。

 という訳で、同じ大きさで撮っても、使う画角が違えば、
 まるで違ったイメージにすることができる訳です。

 で、ここでもう一つ、重要な事が!
 足下の、ガンプラの箱を見てください。実は、ボケ方が違うと思いませんか?
 そうです!画角によって、ボケ方も変わってくるんですよ!
 広角の方が、被写界深度が深く(ピントの合う範囲が広い)
 望遠の方が、被写界深度が浅い(ピントの合う範囲が狭い)
 上の写真は、F値をそろえて撮ってあります。
 
 いや〜、今日は勉強になった!!うん、写真の話っぽいぞ!

 てな訳で、レンズを使いこなせば、自分のイメージにあった写真が撮れるようになります。
 まあ、実はそれが一番難しい・・・。
 画角を色々変えたり、撮影距離を変えたりしながら、自分のイメージする
 絵を探していくしかないです。
 写真うまい人って、もともと、こういう空間を把握する感覚が非常にすぐれていますよね。
 ああ、いいな〜そんな才能ほしいよっ!!泣

 てな訳で今回のお話はこれまで〜。
 次は、ストロボ撮影??にしようかな〜?あ〜でも自分苦手・・・。どしましょどしましょ?
 感想お待ちしてま〜す。



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